習慣的行為から抜けられない人へ
第 3章 「習慣的行為から抜けられない」人へ
1 想念が現実化するまでのプロセス
第 2章の解説とエクササイズを通じ、今までいかに雑多な想念の中に埋もれていたかが実感できたことと思います。
浮かんでは消えていくさまざまな想念に気付くことができたら、次のステップとして、これがどのように現実になっていくのか、そのプロセスをたどってみましょう。
今度こそ禁煙しよう
サボらないで仕事しよう
彼氏に每晩電話するのはやめよう
・・・などと固く誓っては挫折を繰り返している人が多いことと思います。
「思いは実現する」はずなのに、なぜ望んでもいないことが現実になるのでしょうか?
皆さんは、寝っ転がってテレビの コントローラーをカチャカチャいじりながら、色々な番組を取っかえ引っかえ見ることがあるでしよう。実は、脳の中でも同じことをやっています。
私たちの脳はタダの受信機です。想念という電波を受信して、それを映し出しているテレビにすぎないのです。
絶え間なくやってくるこのような想念番組のうちから、気に入ったものを選び(同意し)、必要に応じて行動に移します。
当然気に入らない番組は、ちらと見て、無視します。
テレビと違うところは
①想念のサンプル (番組) は、勝手にやってくる
②私たちはそれを取捨選択し、言葉や行動というエネルギ — を注ぐ
の 2点です。
一瞬一瞬、これを繰り返して私たちは生きています。
〔例 1 〕
朝、あなたは目覚まし時計の音で目が覚めます。
「眠い。布団の中でぐすぐずしていよう」想念があります。
「でも遅刻しちゃうから起きよう」想念も続いて流れます。
そして、「あと何分かは寝てられる」想念も巻き込んで、これらを行きつ戻りつしながら、結局「起きよう」想念に同意し、あわてて会社や学校に出掛けていきます。
最終段階で「ぐずぐず」想念に同意したら、当然サボりです。
〔例 2 〕
友人と口論して別れました。
「仕返ししてやる」想念が流れています。
これに同意すると、たとえば「相手に電話して、文句を言う」という行動に移します。
同意しない場合、「行動に移したら、完全に友情が壊れる」想念→「やっぱりやめた」想念などに同意し、無行動という行動を選択します。
その都度キャッチした想念を瞬時に選択するかどうか決め、次の行動に移していくわけです。
〔例 3〕
「夕飯何にしようかな」想念に同意した場合、
「昨日は和食だったから今日は洋食にしよう」想念
「給料日だから、たまには豪勢なおかずにしよう」想念
などが流れ、その他にも
「やっぱり倹約しなきゃ」想念や「栄養パランスも考えよう」想念
などをさまざまに取捨選択した結果、今日の献立がイメージ (想念)として出来上がり、買い物に行ってこれを現実化するわけです。
このように私たちは、朝起きてから寝るまでの間、四六時中想念のお世話になって生きています。
普段気付いていないだけです。
こうやって〔想念〕を受信し、それを選んで〔行動〕 に移して始めて、〔現実〕になります。
〔【想念】+【エネルギ — ( 行動)】 → 【現実】〕
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