口癖をチェックしよう!
2 口癖をチェックする
友人同士、それぞれの口癖になっている言い回しを、気付いた時点で指摘し合い、「それもまた流す」 ・・・これを繰り返してみて下さい。
「私はよく知らないけど」
「こんなこと言ったらいけないけど」
「いいんだ。どうせ私、何やってもダメなのよ」
「私って男運悪いから ・・ ・」
「私には~できない / 器ではない」
「(枕詞と化した ) すみません」
「無くて七癖」というように、何の自覚も無く垂れ流している言葉による刷り込み効果は絶大なもので、完全にあなたの一部と化しています。
これも想念と同様で、気付くことによって離れていきます。
◇口癖が左右する人生
あなたが女性で、次のような信念を持っており、常々周囲に語っているとします。
どのような結果を引き付けるか考えてみましよう。
1 私は自分にふさわしいものだけ回りにあればいいの
お金は必要以上手に入らず、ぎりぎりの生活が続きます。
この場合、経済的にはそれで事足りているので不自由を感じていないかもしれません。
でも、次のような信念と結びつくと、厄介な現実を引き付けます。
2 どうせ今の私はろくなもんじゃない(今の私 =悪)
1と2が結び付くと、悪人である私には悪い男がふさわしい、ということになり、常に「ろくでもない」男を回りに引き付けることになります。
3 男がいる人はいいよなぁ (男= 善)
1~3が結び付くと、悪人の私には男はふさわしくないので、なぜか男そのものに縁が薄くなります。
4 悪いことしたんだから裁かれて(罰せられて)当然よ
1と2 が4 と結び付くと、悪人のあなたは周囲から非難され、断罪されることに怯え (あるいは実際に非難され ) 、または自責の念で常に苦しむことになります。
5 いつか私は素敵な人になって(出会って)やる (未来の私= 善)
未来とは「未だ来ない時」であり、常に今の先にあるので、 1と2 が5 と結び付くと、あなたは決して素敵な人になる(出会う)ことがありません。
重要なことは、1~5 で表現を逆にしても、得られる結果は同じだということです。
たとえば、2が「今の私はいい人」で、3が「男は悪」だとしても、同じ結果を引き付けます。
善悪は表裏一体であり、どちらかにバランスが崩れていれば、バランスの崩れた現実を引き付けるのです。実に判りやすい仕組みですね。
エクササイズ0で示した方法で、「どんな想念もただ見ている」ことを徹底していけば、上記のような「思い込み」から次第に離れていきます。
それを促進したければ、善悪判断しないこと。してしまったら、その判断を見ること・・・ この徹底です。
◇謙虚に隠れた傲慢
日本人にありがちな「謙虚さ」も、度を越すと反対のもの(傲慢さ)の裏返しになることに気付いているでしょうか?
一般的に、「そのように言っておくことが美徳だ」と思われている表現について、その真意を考えてみます。
明らかに社交辞令で言っている(つまり嘘をついている)、という自覚があるならまだしも、何の疑いもなくロをついて出るようなら、真剣に観察することをお勧めします。
・休むことで仕事に穴をあけるわけにはいかない
→ この仕事は私以外の誰にも勤まるはずがない
・いつも迷惑ばかり掛けて (すみません)
→ 周りの人を私は振り回すことができる。 みんなの時間と労力を割くことができる。
・私 (OL)が課長さんのお宅に何度も電話したら、奥さんが気分を害しませんか?
→ 私は夫婦仲を裂くことができる(それくらい魅力的)
・私は仕事が全然できていない
→ 本当は何でもできるはず。それが本来の私の姿だ
・せっかくのお休みのところを付き合っていただいて
→ 私は相手の休みを返上させ、無理やり奉仕させることができる
相手は私のために尽くしている
・・・という具合に、相手を気遣っているようで、思いっきり自己中心的な発言であることに気付きましたか?
自己卑下は、一見自佐れとは正反対のようですが、実は表裹一体で、同じ根っこから分かれてきた山と谷だということがわかります。
◇鼻歌チェック
意外と見逃されがちですが、歌謡曲でもなんでも、日ごろ何気なく口ずさんでいる歌は、明るいものでも暗いものでも、あなたの今の意識状態を反映していることが多いようです。
「何気なく」というところがポイントで、普段は表に出ない、あなたの本音が表れてきます。
自分や他人のカラオケのレパートリーも、良く観察してみると面白いことが判ります。一見豪快でも内側は繊細な人かもしれませんし、おとなしそうに見えて、実は激情家なのかもしれません。
時としてふと口ずさんでしまう鼻歌は、あなたのもっと深いところからのメッセージであることも多々あります。
いつまでも失敗や失恋に落ち込んでいるあなたを元気付けたり、何かにはまりこんだあなたの目を覚まさせたりする内容になっていたら、疑う余地もありません。
歌っている途中にそのことに気がつくと笑ってしまいますよ。