第 9章 病気と想念
1 病気のほとんどはストレスに由来
肉体に現れる病気のさまざまな症状は、ほとんどすべてストレスによります。
この本では、現実問題としてあなたに現れるさまざまな不具合(不幸や不満)が、あなた自身に由来していることを終始一貫して述べてきました。
具体的には、特定の想念にこだわったり拒否したりするというアンパランスが緊張(ストレス)となり、バランスの崩れた現実を生み出しているというわけです。
これは肉体にも同じことが言えます。つまり、あなたの精神的アンバランスからくる緊張(ストレス) が、肉体の不調和 ・ 不具合を生み出す、ということです。
あなたが模様替えのため、重い家具の移動を、ある時集中的にやったとします。普段使わない筋肉を繰り返し使ったため、あなたの腕 ・肩 ・ 腰は緊張し、凝ってしまいます。
同様に、あなたが特定の想念にこだわりを持っていれば、それが肉体にも影饗を及ぼします。
肉体の特定の部分が緊張し続けることになります。
それが証拠に、あなたはお風呂でゆったりとしているような時、その状態のまま怒ったり恐怖したりしてみて下さい。 たぶんうまくいかないでしょう。
強力な想念(強い感情)は筋肉の緊張を伴います。思いきり怒ったり、笑ったり、泣いたりする時、どこかの筋肉が緊張しているのです。
肉体の特定の部分が緊張しつづけると、やがて病名で呼ばれるような症状に至ります。
癌などはその行き着いた先、と言えます。
特定の想念(思いこみ)が特定の臓器を緊張させ、これが続くとそれぞれの臓器に負担をかけます。
その関連性については短いページでは語り尽くせませんが、少なくとも、肉体に現れた症状が、あなたの意識のゆがみを警告する信号であることは知っておくべきです。
たとえ伝染性の病気であっても、それを引き付けたのはあなたの意識状態なのです。
ここでもやはり、原因を外に求めず あなたの中に求めるのが、解決の早道です。