想念観察応用編 その1 エリーナ
想念観察応用編 その1
皆さん、なかなか想念は手強いでしょう。そう簡単にはいきませんよ。
気にならなくなったのもつかの間、すぐに気になる状態が訪れて、貴方は
もうめちゃくちゃ・・・まるで玩具を買ってくれないで、ダタをこねてい
るわがままな子供のようですね。
今、これを読んでいる貴方のことですよ。(貴方・ドキドキドキ・・・)
本題に戻りましょう。
想念は貴方の目の前に当然のように現われてきますね。さあここで面白い
科学の実験をしてみましょう。人間は前を見ている時、右に何があるかは
見えません。首を右に向けてそこを見ている時、左に何があるかは見えま
せん。顔を後に向けてそこを見ている時、真正面に何があるのかは見えま
せん。そんなこと当たり前じゃないかと感じる人がいるかも知れません。
その人は馬鹿です。その人はこれから先を読まなくていいです。
これは楽しい科学の実験、老いも若きも喜んで参加しましょう。
つまり、想いが真正面に現われた時、すぐ顔を右か左に向けてご覧なさい。
瞬間にその想いは、仮りに右の方へ顔を向けた時、その右の方には真正面
の想いは薄く感じられています。真正面に見えている想いの残像だけが右
の方へくっついているような感じです。
想念と言っても、貴方はそれを真正面のみで捉えようとするから、小さな
想いも大きく感じてしまうのです。
前を見ている時に左右は見えません。前を見ている時は前しか見えないも
のです。そして貴方はその限界の中で見ている想いを全てだと勘違いして
いるのです。もっと柔軟に取り組んでみて下さい。
想念と言っても、貴方の狭い視野の中でしか貴方はそれを捉えることは出
来ないのです。もっと幅広く想念観察に取り組んでみましょう。
一つの想いに囚われている時、貴方は真正面しか見ていません。又はうつ
向いているかのどちらかです。天井を見上げている人も居るかもしれませ
んね。もっと巾広く貴方の世界を見詰めてみましょう。
地球は丸いのです。前後左右全てを見詰めて、真実見詰めたと言えるので
あり、それが見詰めることの調和なのです。
これから一つの想いに囚われたら、顔を右に向けたり、左に向けたり、そ
の不快な想いを消すのではなく、前後左右丸るく丸るく想念観察をしまし
ょう。そうすることによって、想念観察はいずれ惑星観察になるかも知れ
ませんね。
今日述べたことは全てに通じる真理を伝えています。ゆっくりと熟読しな
がら、前後左右、全てを見詰めるということ・・・そのレッスンに取り組ん
で下さい。
視野が狭いということは、恥ずかしいことではありません。
人間は前を見ている時、左右は見えていないのだという、この当たり前の
真理を素直に受け入れて下さい。
想いに振り回されてしまって、嘆いている貴方・・・前ばかり見ずに左右
を見てご覧なさい。前のめりにつんのめって歩いている貴方の後姿は実に
哀れですよ。
前後左右・・・これを忘れないように。いい体操にもなりますね。
実験し、実行し、実証しましょう。出来る出来ないは後まわし。
前しか見ていない貴方に、出来る出来ないもないでしょう。
肩コリの読者さん、これを実行すれば直りますよ。
瞑想に入り、想念を見せて下さいとハテナに祈りましょう。そして息苦し
くなったら前後左右に顔を向け、その息苦しく感じる想念を見詰め直して
みましょう。
馬鹿の一つ覚えみたいに、前からだけ見るのはおよしなさい。だから肩が
凝るのです。
頑張って下さい。取り組んだ後の実験結果を待っています。 エリーナ