21世紀人になるために

宇宙の方々の仲間に入るには「想念観察」は必須条件です!!

青い空

青い空

 

真理を求めるということは、皆さんが絶対的で確実な何かを欲しいからなのです。

 

生きる上において、安心できる何かが欲しいからなのです。

 

それは裏返せば、皆さんが常に不安で、生きる上において頼れるものが無いということが云える訳です。

そして問題は、その不安で頼れるべきものがないという、その貴方の主観的自分の世界、皆さんの信じて疑わない不安な世界、そこに固守していることが最大の問題なのです。

 

どのようなことを知ったところで、どのように探求したところで、皆さん

自分の世界を持ちつづけている間は、コマネズミのように同じところを

グルグル廻り続けるだけです。

 

私が様々な観点で話をし、またこのような書面を通して伝えている事柄の

一つ一つに対して、皆さんはなるぼどそうだとうなかれるかも知れませ

ん。そのうなく、理解している貴方が、そのうな 続ける主観的自

分の世界を脱出出来ないかぎり、真理を知ることは出来ても、真理と一つ

になることは出来ません。

 

皆さんの知っている世界・・・それがなんであれ、それが楽しく幸福に見

える世界であれ、醜く争いに見える世界であれ、全て虚像なのです。

 

何故ならば、その虚像を存在せしめている鏡こそ、真実の皆さんの姿なの

です。皆さんは月を見ます。しかしそれは目に映った虚像の月を見ている

のであって、真実月を見ている訳ではありません。

 

 

 

皆さんが他者の姿を見る時、それは貴方の目に映ったその人を見ているの

であって、それはやはり貴方の知っている既成の判断の世界でその人を見

ているのであって、真実その人を見ることは出来ないのです。

 

この不完全に見える世界を完全なものに変えようとしているのが、今の皆

さんです。世界平和も、人々の分かちあいも、人間が幸福に暮したいとい

う要求がこれほど強いのも、それは不完全に見えるこの世界を、完全な世

界に変えていきたいという要求の現われだと云えます。しかしそのような

論理で人類は五千年生きてきました。結局何が残ったのでしう。

 

それは不完全が、ただ、より強力にクローズアップされたにすぎません。

キリスト、仏陀、多くの聖人が真理を解き統けてきました。

 

その結果、何がどのように変ったのでしうか?

いたずらに真理を求めるのは謹みなさい。

 

 

 

数多くの聖人たちですら、結局、何も出来なかったではありませんか?

 

違いますか?

 

それは聖人たちに問題があるのではなく,皆さんが、ただ皆さんの知って

いる世界に固守したがために、聖人たちの真実伝えたいことが聞き取れな

かったのです。

 

多くの目覚めたグルは、今も無言でこのように語っています。

 

「宇宙は完全であるがゆえに、不完全というひづみ(水面に映った像)

現われると・・・・・・

 

ここに全てが在るのです。さあ、今頭で掴もうとしている皆さん、その理

屈をかなぐり捨ててご覧なさい。

 

ある山手にとても素晴らしい家が建っています。つまり快適空間ですね。

 

瞑想センターもそのような居心地の良い快適空間になることでしう。

しかし、地球の立場から見れば、それは大地の上に連なる部分にしか過ぎ

ません。それはこの広大無辺なる宇宙という庭と比較したら、余りにも窮

屈で、余りにも息苦しいものです。

 

 

 

皆さんの住んでいる地球も、宇宙から見れば一つの点にしか過ぎません。

 

ましてや皆さんの思考の世界、真理の探求を通して何かを知り、何かを掴

もうとする世界・・・それは無限をさすらうチリのようなものです。

 

生まれてくる前の世界、死んだ後の世界、それがどのような世界であるの

かを誰が知りえることが出来るでしうか?

 

結局、皆さんは死んだ後、今、貴方の中で知っている世界に住むことにな

るのです。それは無限をさすらうチリのようなものでしう。

 

それがエゴの世界です。皆さんの知っているその世界の愚かさを悟った時、

皆さんは理解されることでしう。

 

地球が破滅したところで宇宙は微動だにしません。

 

皆さんが何かを知ったところで、宇宙にとってはどうでもよいことなので

す。皆さんがどのように創造を求めたところで、それは広大無辺なる宇宙

にとって、全く役立たずのがらくたなのです。それらは全て、鏡に映った

虚像なのです。

 

 

 

知ることに翻弄されている間は何も得られないでしう。だってそうでし

・・・ 水面に映った像は、 触れることも嗅ぐことも味わうことも出来

ないのですから。

 

この宇宙に役割というものは存在しません。皆さんは地球に起る現象の一

つ一つを、必要性があって創造が存在させていると納得しています。

 

まあ、確かにそのように理屈で暗記しないと、不完全なものを完全なもの

に変えたい貴方逹の要求・・・つまりエゴは満たされないからです。

 

その現象に見えるもの、聞こえるものは、何一つ存在していません。

この肉体も、感情も、心も、地球すらも、存在していません。

 

それはどこまでも水面に映った像なのです。

 

貴方逹が真に体得したとき、このパラドックスを堪能することでしう。

そしてこのメッセージについて、皆さんは又ああでもないこうでもないと

考える事でしう。

 

 

 

大空をどうやって掴むのですか?

 

そのように掴もう、知ろうとする皆さんの世界から脱出してこそ、皆さん

は青い空は百億光年の彼方にあったわけでもなく、貴方の目の前に在った

ことを思い出すことでしう。

 

青い空は常に皆さんと一つになって生きています。皆さんの要求が消滅し

た時、青い空は無垢なるそのまんまの姿を皆さんの前に現わすことでしょ

 

常に死について考えなさい。死んでもいない皆さんが、死を克服できるな

んてことはあり得ないということを知りなさい。何故ならば、さんは死

に対して多くのイメージが付着しています。

 

宇宙と一つになるということは、死をみつめるという事が云えます。

人はどこから生まれてどこに行くのか・・・それについてこのように答え

られます。

 

人はどこからも生まれてこずどこにも帰れない・・・

 

宇宙と一つになるということは、想像出来ない世界と一つになるというこ

とです。皆さんが字宙意識に対するイメージに固守している間は、その宇

宙意識は皆さんのの前に姿を現わすことは絶対にありえません。

 

唯一現われるのは、固執意識だけです。

 

 

 

神秘とは、とてつもない勇気が必要なのです。

 

皆さんの知っている世界・・・その安全弁にしがみついているかぎり、 それ

は手に入らないことを知りなさい。

 

皆さんはいずれ皆さんが想像も出来ない世界に帰ることでしょう。

 

しかしそれは、多くの知っている世界、既成、判断、常識を持っている人

にとっては、その想像絶する世界は、想像も出来えぬ恐怖の世界になるこ

とでしう。

 

宇宙意識とは、今の皆さんの目には恐怖の世界としか映らないのです。

宇宙意識とはそのようなものです。

 

想像を超えた神秘の世界に対して、誰が考えることが出来ましょうか?

 

誰が言葉で説明することが出来ましょうか?

 

誰がそれについて議論することが出来ましょうか?

宇宙意識こそ、実は最大の恐怖なのです。

 

 

 

無重力の空間の中に、皆さんの肉体がさらされれば、数十秒でその肉体は

爆発することでしょう。その世界を超えたところに宇宙意識が存在してい

るのです。

 

それこそ正に青い空です。それこそ正に大空なのです。それを求める・・・

そして求める要求をかなぐり捨てる人こそ、神秘家なのです。

 

その人は答えを持っていません。しかし多くのことを語りつづけることで

しょう。

 

その人は皆さんをからかいながら人生を謳歌することでしょう。

 

宇宙意識を得るということは、皆さんにとっての最高の恐怖だということ

を理解して下さい