想念が自分ではなさそうだと感じ始めることが出来たら、初歩コースは卒業
想念が自分ではなさそうだと感じ始めることが出来たら、初歩コー
スは卒業になります。
中級の初歩コースは、想念の整理・分析をして応用に入ります。
応用する為には、真理の認識が必要です。何故なら、応用する為に、
基準となる尺度が必要となるからです。
例えば、真理の言葉に、《皆等価である。プラスもマイナスも無い。
元々は一つ。あなたは私、私はあなた》という教義があります。
「あいつ、いやな奴だ、死んじまえ! 」という想念が流れて来た場
合、「あいつは私である。いやな奴は私である。死んでしまえばい
いのは私である」に置き換えてみるのです。
するとそこに自分の姿を見せられている事に気付いたり、「いやなあいつ」が妙に愛しく許せるようになってくるのです。
想念を観察して、流れている想念に気付いていると、想念の質が変
わってくるのです_。ただ気付いているだけで、質が変わってくるよ
うになっているのが、宇宙法則のシステムなのです。
「全ての現象は自分が創造する。」と言うのも、真理の大原則です。
ですから、「あの人のせいで、こんなになった」とか「この環境が
私を悪くした」とかいうような責任転嫁の想念が流れて来た時、
「あの人は、私の責任転嫁を教えてくれた人」「この環境は私が造
り出した。」と置き換えてみると、あの人や環境に感謝したくなる
のです。
責任を転嫁してイライラしていた状態が、その想念を認めて、真理
の原則に当てはめる事によって、感謝の想念に変わってしまうので
す。
中級コースでは想念を、真理の認識に照らし合わせて、整理・統一
していくという内容が多くなっていきます。
その他、進むにつれて「何故何故問答」の想念も増えてきます。
「何故こんな想念が流れるの?」「何故真理を学ばなければ目覚め
ないの?」というようなことです。
そしてその何故を掘り下げていく事によって、更に更にあなたの奥
底に隠されていた、古い想念や予期せぬ想念が浮上してきて、
見る・・・流す(又は真理と照合して統一させる)を繰り返して高い意識に統合されていきます。
又、次のような『想念との対話』も実験してみて下さい。想念に話
し掛けてみると、返事が帰って来ます。面白いですよ。
(1例)
私
「あ—あ、今日は会社に行くのいやだなあ・・・」
(おや、この想念は過去の想念かな? 現在の想念かな? 未来の
想念かな?)・・・
私
「もしもし、想念よ、会社に行くのがいやだなあ・・・と言う想念は、過去・現在・未来のどこの想念ですか?」
想念
「過去の想念です」
私
「過去の想念? ! ・・・ふーーーーーむ・・・」 後は、それぞれ各自
に違った想念の展開があるでしょう。
(2例)
私
「この仕事はどうも苦手だし、あの人はどうも気に食わないし・・・」
(今、仕事が苦手という想念が流れて来たけど、本当の事か? ・・・
いつもお前はそんな消極的な事ばかり流してくるけど、苦手かど
うか、この仕事にぶつかっていってみよう・・・(実行)・・・)
私
「仕事思ったより、楽に出来た! ・・・自信もついた!・・・想念
の嘘つきめ! 」
想念
「嘘つきではありません。あなたは実践もしないで私の言う事に振り回されていたからですよ・・・私はあなたを支配したい性質を持っています・・・
実践しない人はすぐ私の捕虜です・・・ほとんどです・・・悪しからず」