武山勝弘氏は※地球のお隣さんからのメッセージ
澤田みょう編集の本を出しています
観察に慣れてきてから(観察者の自覚) 1
初めは無我夢中でも、辛抱強く続けているうちに、なにがしかの自
覚があり、それがまた励みになるので、さらに熱心に観ているよう
になります。いわゆる熱中です。
観ている姿勢、観ている世界・・・
とイメージしながら観ているうちに、ハッと気が付きます。熱中し
ていて前しか見えていない自分に・・・。
それは対立する相手に映っているかも知れないし、日頃気安く、軽
々しく思っている相手に映るかもしれません。熱中している自分が
見えた、そして消えました。さらに観続けていきます。
段々目が後ろに引かれて、想念の割り付けというか区分けが出来る
ようになってきます。でも何かがおかしい、いつも堂々巡りをして
いるように、同じパターンの想念が表われてくる、という場合があ
リます。
自身の分離(エゴ)にはなかなか気が付かないものです。
煙草好きが、嫌煙者の気持ちに、自分の気持ちよいおしゃべりがど
んなに周囲を白けさせるかに、自分の良かれや他人の良かれが、ど
れだけ相手に迷惑だったかに、徐々に気が付き始めるのです。
この辺の事情について、宇宙の人は次のように言っています。
宇宙の人
◇観察をするのはあくまであなた自身だということです。想念を増
幅したのはあなたです。他人が観察しているのではありません。
他人が観るような目のあなたが、本来でないあなたを観ているので
す。あなたの想念はあなたの学びのために起こされています。逃げ
てはいけません。
観ていくうちに、「私でない」と無視しようとしても、しきれな
い想念を感じるようになります。どうしても認めたくないが、何回
もしつこくあらわれてくる感情や思考は、あなたの分離意識、つま
リエゴに原因があります。
最初あなたはそれを判っていても、なかなか認めようとしなかったり、逃げたりしますが、根本的原因が除かれない限り、何度でも形を変え、強さを変えながらあなたの内的、外的現実として現れてきます。
あまり強大にならないうちにバランスを戻さないと、大きなアクシデントに見舞われることになります・・・・そうです。
要は、ありのままとは、認め、許すこと、感じるままに受け入れることなのです。
最初の、この「認める」作業は、人によっては身を切るようなつら
い作業になります。「自分は決してそのような人間ではない」と抵
抗します。しかしそれは決して他の人ではありません。そこはあな
た自身の内面以外の何ものでもないのです。