想念観察入門 篠〇克信編
『貴方について』
「貴方」という言葉に込められる意味は多種多様です。
会社では『役職』の貴方かもしれないし、あるいは「同期入社」の貴方だろ
うし、家庭では「夫j」「妻」、「親」「子」、「飼い主」だし、
町では「消費者」「歩行者」かも知れないし、ある時は学生時代の級
友だし、またあるときは酒場の常連としてだし・・・
ここでは、もしくは真理関係の本では、または私たちの間の話の中
では、「貴方」とは、「自我」であり、「真我」です。いずれを指
すかはっきり判ることもあれば、はっきり判らないこともあります。
両方のこともあります。
はっきりしてくれって?・・・・自分で考えるから、いろんな読み
方が出来て、面白いんじゃありませんか?
『創造との一体感』
「宇宙人がくれた21世紀の聖書」P.245に、愛についての定義があ
ります。
「愛とは、生きとし生けるもの、ありとあらゆるものと、自己を同
一視(一体化)させること」
「生きとし生けるもの、ありとあらゆるもの」とは、言い換えれば
創造です。創造が形を変えて存在しているのです。それはおわかり
のことと思います。
つまり、愛とは、創造「と」自己「を」 一体化させることです。
創造「を」自己「と」一体化させることではありません。
それは単なる自我の欲望です。
つまり、創造との一体感とは、言い換えれば自己を創造の中に埋没
きせること自己を創造の一構成分子と考えることです。
それは、創造に対する完全な信頼なくしては、実現しません。というより
できっこありません。
その信頼を自分の中に培う、または検証する為の手段が、想念観察です。
怖いですか?でも、今までどおりでは何も変わらないと思ったか
ら、あるいは自我を中心とした生活ではいけないと思ったから、貴
方はこの道に入ろうとするのではありませんか?