観察の成果 (正気に帰る) 武山勝弘編
武山勝弘氏は※地球のお隣さんからのメッセージ
澤田みょう編集の本を出しています
観察の成果 (正気に帰る)
ある霊的な存在は、観察を伴う自己探求の「成果」について、こ
う言っています。
宇宙の人
◇それは「正気」に帰るということじゃ。それで十分なのじゃ。
そのまことの道筋が判った。脇道にも行ってみた。どんな道かも判
った。で、この道が一番速くへ続いていそうだと気付くのじゃ。
これまでが「狂気」であったのじゃ。そなたの狂った様子は判って
きたか? 早く正気に帰って、他の者もその道に導いて下され。
それが正気に帰った者のつとめじゃ。◇
想念観察によって正気に帰る、というのです。
あなたは精神世界の道へ入ろうとしているか、またはすでに歩き
出しているかも知れません。そのうち、自分の目の前の道筋が絶対
正しい道だと思っていたのに、とんでもない迷い道だった、と気付
くかもしれません。
宇宙の人
◇でも、あなたはいつでも引き返せます。これから自分探しの旅の
途中、無数の誤解やはまりこみや、迷いがあるでしょう。でもあな
たはいつでも元の道に戻ることができます。いつでも、一瞬ででき
ます。想念観察はそのための助けになります。
あなたが引き返すと決めればそれは実現します。客観視の基本をくれぐれも忘れないで下さい。◇
想念観察を懸命に続けていっても、今生で分離( エゴ) をすべて
解消出来る人は、たぶんごく少数かも知れません。あなたも、この
探求の容易でないことがだんだんに判ってきます。
宇宙の人
◇それは何かを持ちながらそれを離そうとしないからそうなリます。
「正気に帰る」とは、結局は何もかも捨てて元の意識だけになる、
ということです。すべての制限(囚われ)を外して、早く楽に(自
由に)なって下さい。◇
あなたはいかがですか?
この書き手(武山勝弘)も、身の内に何も無くなった状態は、何度か体験させられました。激しい運動の後の、あの抜けたような状態に似ていますが、もっともっと淡々として静かで、自由で、宙に浮いているようなのに安定している。そしてそこには何もないのに全てがあるのです。