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レベルの詩  マルーンという意識

水瓶座讃歌33より

レベの詩

 

胎児は母体という闇の中で育ち、闇を通して生まれてくる。

 

生まれたその瞬間、胎児は外界を通し視覚聴覚に光という信号を浴びる。

その結果、その直後に視聴覚が受けた信号がその胎児の宇宙の全てになり、

生まれたその原点が闇であることを忘れる。

 

そして視聴覚が受けた外界という光が、現実の全てとして胎児に理解され

ていく。

 

そしてその歩みが苦悩という状態を起こすことになり、それ自体が学びで

あることを理解していく。そして実が熟し、いずれすべての胎児は外界と

いう現実が如何に苦痛であるかを理解し、外界の光が不真実に満ちたもの

であることを理解し、闇こそ真実の中心であることを学んでゆく。

 

そして胎児は外界の書物、知識、視聴覚で捉えることの出来るその全てが

夢であったことを理解していく。

 

闇から創造された外界の光に生命があるのではなく、闇、そのものが生命

である。人間が感覚でき得る現象の全ては、闇という光が感じさせている

のであって、現象それ自体が感じているのではない。しかし人は、闇に対

して恐れおののく。これこそ無知である。

 

苦悩を避ける人間は光を避ける人間・・・これこそ無知である。いずれ人

間は死という闇の中に帰らなければならないというのに・・・

 

生と死は闇から始まり、におわる。

 

闇の中で目を開けてはならない。闇の中で耳から聞こうとしてはならない。

・・・すなわち想像という魔物が貴方に襲いかかってくるから。

 

目を閉じ、耳を閉じていなさい。感じようとしてはならない。

 

人間が最も安心出来る状態の一つとして、睡眠があげられる。

 

睡眠は闇である。そしてその闇の中で疲れをとり、英気を養う。そして現

象という視聴覚の世界で創造を求め、そして疲れ、自分自身から逃げ、そ

して睡眠中すべての視聴覚が閉じ、休み、創造なるものを視聴覚を通して

求めていないその状態のさ中に、人間は創造そのものと一つになっている。

そして目が覚め、朝を迎えると同時に、人間は闇に恐れおののき、その人

間の想像した想像に襲われ、呪われる。

 

そして全てが寝静まったとき、人間は創造の光に触れている。は光であ

る。

 

・・・その響き・・・それは大無(オー厶)と呼ばれている。

 

マルーンという意識