意識を体に向けて、自分は何に対して緊張しているのか感じてみよう!
☘エクササイズ 7 緊張している自分に気付く
あなたを不自由にしているものの正体は自分で見つけ、自分でなくしていく必要があります。
緊張の対象となるものとして、次のものについて書き出してみて下さい。
1 「~であってはならない」と、あなたが避けているもの (人、事態)
〔例〕 リストラ、一家離散、パートナーや友人との不和、恥をかくこと、本音をあからさま言う
2 「 ~でなければならない、 ~であるべきだ」 と思っているもの
〔例 〕 夏の盛りでも上着とネクタイは着用すべきだ、他人を嫉妬 ・軽蔑してはいけない、年賀状や盆暮れの付け届けは、たとえ親しくない人に対してもしておくべきだ、夫が遅くまで働いているのだから、その間妻は家でおとなしくしていなければならない
「こうであるべき」 「こうであってはいけない」というのは、ありのままの現状を認めていないことになります。
現状は理想から遠い、「足りてない」状態なので不安になり、緊張が生じます。
しかし、もっと重要で見落とされがちなものがあります。
3 あなたが虜になっているもの、夢中になっているもの、はまっているもの
〔例〕ギャンブル、娯楽、恋人、財産、コレクション、スマホ
虜になっている、ということは、コントロールを相手に預けた状態、いわば奴隸状態です。本来惑星であったあなたは、今や衛星となって、その対象の周りをぐるぐる回っています。
競馬や切手などのコレクション、片思いの彼(女) といったものにに対して、一定の距離を置いて接することが出来ますか? いつでも捨てられますか?
寝ても覚めてもそのことを考えているようなら、あなたはコントロール「される」側になっています。不自由な、朿縳された状態にあり、さまざまなことに使えるはずのエネルギーがすべてそこに費やされます。
あなたがCDの収集にはまっているとします。
ただの収集癖なら、甘いものの食べ過ぎのように、不足感を満たしたいための埋め合わせ行為であるでしょうし、また、つらい仕事に対する埋め合わせなのかもしれません。
特にこのことについて当然のように考えている人は多く、
仕事 =つらい (悪) ←→ 趣味= 楽しい (善)
というバランスが定着しているようです。
実は、仕事をつらくしているのはあなた自身なのです。つらいという想念にはまっているのです。
本当につらくて嫌ならやめているはずです。
みなさんも、夢中になっているものに気付いたら、それがどんな緊張(ストレス)を解消するために必要なのか、考えてみて下さい。
[解放の手段 → その元にあるストレス]
・パチンコ、酒、タバコ、ドライブ、温泉→ 仕事や人間関係からくる緊張
・大人数で飲んで騒ぐ、携帯やメールの着信が気になる→ 寂しさ
・知識・情報の収集→ 知的不足感
・ケーキのやけ食い、デパートのバーゲン品あさり → 物質的不足感
以上から判ることは、何を取り込み、何を排除しようとしているか、というあなたの選択パターンです。
1のように何かを避けたがる時は、反対のものを強く求めているからであり、
2のように何かを強く求める時は、反対のものを避けたいからです。
このように、両者は表裏一体になっており、 一方から他方が判り、そして全体が見えてきます。
どちらも同じ緊張から生じているのだということに気付いて下さい。
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