実践こそ命・苦言に耳を傾けよう ムカつく時は収穫の時
実生活から学ぶ・・・・
実践こそ命・苦言に耳を傾けよう
あなたが社会人、そして三十過ぎの人だとしますと、周りは「守りに入った」人ばかり。お互い波風を立てずにゆこうという、打算的「大人の配慮」のもと、正面切って人に苦言を呈することが無くなってきます。
エゴに振り回されて生きてきた人は、気がつくと周りに誰もいなくなり、残ったのは利害だけで結ばれた人のみ・・・
往々にしてそれを友人だと錯覚しています( 自分が「友人」だと思っている、その数少ない人との関係も、一度あらためて観察して見ると良いでしょう)。手遅れになって癌だとわかるのです。
あなたが、人の上に立つような地位の人だすると、裸の王様になっている可能性は髙いかもしれません。
厳しい指摘、苦い意見をぶつけてくれる真の友こそ、最も大切にすべき医者であり、想念観察とは悲しい結末を避けるための健康診断である、ともいえます。
ですから、あなたに文句をいってくれる人のいうことには、とりあえず耳を傾けてみる謙虚な姿勢をもつことです。そんな人がいるだけ有り難いではありませんか。
自分で目をつぶってきた自分のエゴを掘り起こしてもらい、観察を徹底させるきっかけとしてみるのです。反論、自己正当化したくなる時こそがチャンス。
触れられ、傷つけられたくない、守りたい、エゴの正体が浮き彫りにされます。無理にお互い、気まずい思いになる必要はありません。
後に尾を引かない、気心知れた仲間うちで互いにいやってみるといいかもしれません。
ムカつく時は収穫の時
身近にそういう人がいないなら、手っ取り早い手段としては、ムカつく人/出来事、苦手なものにあえて目を向け、そこに自分のエゴの正体を見ることです。
「周囲の全ての現実は自分が想像したもの」という、宇宙の法則があります。
彼/夫が浮気ばかりして困る、という時、自分に問題はないのか、
冷静に観察してみて下さい。
あなたの嫉妬心、不信感というマイナス想念が現実化していることがあるでしょうし、また、あなたの強い独占欲が、彼の反発という形で、確固としたバランスを作っているのかもしれません。
いずれにせよ、無意識に、彼はあなたのエゴを見せてくれているのです。そんな時、力づくで相手を変えようとしても、逆の結果を招くだけです。
それよりも自分自身が変わることの方が、手っ取り早く現実を変えることが出来ます。膠着状態を作っているバランスの一方がくずれることにより、他方は変わらざるを得なくなるからです。