想念観察入門『実際の観方』 篠原〇信編
『実際の観方』
ここまでの説明で、ある程度は述べましたが、まとめてみます。
想念を観るということは、つまりは想念を信頼する、ということで
す。信頼できるものなら、怖がらずに、たっぷり感じればいいので
す。リラックスして、体で感じてみて下さい。
頭だけで考えず、体全体で感じて下さい。貴方の体を想念に預けるんです。
それが想念に対する、貴方の信頼の証です。感謝瞑想をしながらだと、
もっと楽にできるかも知れません。
今までと、どう違うんでしょう? 想念観察を知らなかった貴方と
は、どう違うんでしょう?
=今までは、どこか力んでいませんでしたか? 喜びの時は「失い
たくない」と、辛いときは「感じたくない」と、力んでいませんで
したか?
それは、貴方がその想念、もしくは次に来る想念を信頼していないので、
そうなってしまうのです。リラックスしてたっぷリと感じて下さい。
もちろん最初は努力が必要です。感じて良いのだと納得したいのなら、
理由を考え出しても結構です。いろんな観方を知るということで、
必要な作業ですから(『観察ということ』参照)。
そのうち観られるようになります。必ずなります。
観馴れるにつれて、他の想念を観る余裕が生まれるからです。
その間は、その「力んだ状態」を「リラックスして」感じて下さい。
禅 問 答 み た い で す ね ( 笑 ) 。
こ こ が 想 念 観 察 の 、 一 つ の 関門です。
他にもやリ方はあります。
「テレビドラマを観るように」がありましたし、「笑いながら手を振る」
というのもありました。
「中心に納める」というのもありました。
一見違いますが、共通点があります。
それは、「リラックス」です。どんな想念も、貴方に何も危
害を加えるものではない、全ては創造の顕現なんですから。
緊張する必要は、全くありません。