水瓶座讃歌NO.38 読者の便り2
御無沙汰してしてます!
お元気ですか?
私は今、溜息をつくか、意味も無く笑い出すかしたい気分です。機関誌に
載っていたラジニーシの「秘境の心理学」を書店に行く度に探していまし
た。残念ながら札幌の書店には無くて、何気無くラジニーシの別の本「存
在の歌」を買いました。そこで読んでみると・・・が〜〜〜ん!です。
「秘境の心理学」の本は想念観察をかなり実践している人のために書かれ
たとありましたね。だから私には読む資格があるだろうかという疑問もあ
りました。それで結局別の本を読まされた! ・・・って感じです。
今迄想念観察している「つもり」でしかないということを思いしらされま
した。
想念観察って、自分を知る術ではないでしょうか? でも私は、その知っ
た自分を無意識に「善悪」の価値観でコントロールしようとしていたみた
いです。どうしても善悪の価値観にしがみついてしまう・・・
この本を読んでよく分かりました。でも想念の流れに逆らわず身を任す(観察する)事なんて、今の私にはどうすればいいのかわからない。もうどっちの足を先にだすべきか悩んでいるムカデの気分。ア〜〜ア、もうお手あげ。後は
もう溜息つきつつ、馬鹿みたいに笑うしか無い! 「秘境の心理学」なん
て100年早いわよ! ・・・とハテナが笑っている。くそーー!
ひっくりかえってジタバタしているムカデより
(札幌Y田)
** 想念観察は本当はとても簡単すぎて・・・だから出来ないのでしょう。
例えば「善悪」で判断している「想念」も観ていればいいのです。
その時、「善悪判断しているからいけない」なんて言う「想念」が
流れてきても、「善悪判断しているからいけない」という「想念」
を観て流せばいいのです。
「も〜う どうしていいかわからない!」と叫んでいる想念が流れてきたら、「も〜う どうしていいかわからない!と言う想念が流れてきた。有難う、左様なら」・・・で流すのです。物真似オウ厶のように、ただ反復していればよいだけです。やってみて下さい。
しかし想念の種類も沢山あって、理解や疑問などの想念が流れた場合はそれを徹底的にチェックする必要があります。その見極めが重要です。
チェック方法は現実生活に照らしあわせたり、実践して検証することです。この手続きをしないと、いつの間にか頭でっかちのみの知識馬鹿が出来上がっていきます。
そして方向を間違えるのです。実践・検証はちょうど灯台の明かりのような役目をします。
正しい方向を教えてくれるのです。そして更に意識が進化していき
ます。観て観て観て観尽くしながら、実践・検証すること・・・
例えば、「善悪判断することがいけない」ならば、「何故なのか?」
徹底的に実生活の中で当てはめながら熟考してみるのです。
様々な角度から「善悪」を考えてみるのです。この時、「想念」と
「思考」の違いについて、ちょっと区別する必要があるでしょう。
しかし「思考」も「想念」の一部ではありますので、余り執着する
としっぺ返しがきます。その辺のコツを掴むのも想念観察のベテラ
ンになる秘訣と思われます。
最終的には、実践や検証で確かめられたどんな高度な認識理解でも、
手放していく必要があります。所詮人間の知恵知識には限界があり、
その中で得られたものは・・・やはりあまり価値は無いのです。
初歩的な段階では、ただ観て観て観て・・・観尽くすですが、・・・
そして最終的にもただ観て観て観て・・・観尽くすですが、中間
では想念(思考)の実践と検証を入れないと、方向が誤って来ます。
想念観察を実践しはじめて数年目?・・・そろそろ中級クラスに
入っている人は、実践と検証をバランスよくしてみて下さい。